アーバンブレイク トラブル記

この頃のマツダ車は、エンジン周りではベルトがらみのトラブルをよく聞きます。
また、 GD/GV 系カペラの搭載する RF 型ディーゼルエンジンは、 プレッシャーウエーブスーパーチャージャー( PWS )という、 特殊な構造のスーパーチャージャーを搭載しており、 それの補機類がトラブルの元となるケースが多いようです。




PWS ベルト切れ

PWS の駆動力を得るためのベルトが切れると、 PWS の構造上全く自走不能になってしまいます。

私も一度このベルト切れを経験しました。
1.エンジン付近から「ボコッ」と音がする。
2.しばらく(数百メートル)は自走できる。
3.次第に回転が不安定になりアイドリングで 500rpm 〜 1000rpm 付近を上下する。
4.エンストして発進不能になる。
といった具合いで、他で聞いた話でも、 ベルトが切れて数百メートル〜数キロ走行後に止まるようです。
「切れる」と言っても実際は「裂ける」と表現するほうが近いですので、 しばらくは食い込んだベルトで PWS が回され続けてから止まるのでしょう。

私の場合は立ち往生したのが最寄りのディーラーまで数キロの所だったので、 すぐにJAFのユニックで運んでもらってベルトを交換して復活しました。
しかし、もしこれが山の中だったりしたらと思うとぞっとします。




PWS ベルト交換

PWS の駆動ベルトは RF エンジンのアキレス腱です。
再張り調整を絶対に行っては行けません。
年式によっては、タイミングベルトのカバーに下のような注意書が貼られています。
ベルトの部品代は 1300 円( 2 年式の場合)程度ですので、 車検時などにけちらず交換しましょう。

平成7年式に貼られた注意書


また、 PWS のベルトには年式によりバリエーションがいくつかあるようです。
下の写真は、左が平成 2 年式、右が平成 7 年式の PWS ベルトです。
太さが全然違いますね。

平成2年式の PWS ベルト 平成7年式の PWS ベルト


ちなみにこのベルトは掛け方も変わっていて、 まずクランクシャフトからのベルトでオルタネータが駆動され、 さらにオルタネータのもう一方のプーリーからのベルトで PWS を駆動しています。
つまり、 オルタネータのベルトが切れても PWS のベルトが切れても PWS が止まるわけです。




ブロワモーター不動

さすがに 10 年を過ぎると電装系が次々にやられていくようで、 その第一段としてブロワモーターが動かなくなり風がまったく出なくなりました。 なにしろ冷房が効かないどころか送風すらできないわけですから、 夏場にここがやられたのはさすがにきつかったです。 ちなみにブロワ-モーターはグローブボックスの左下に隠れています。

故障の原因ですが、 運転席とボンネット内のヒューズボックスには切れているものは全く無し。 モーターにバッテリを直結すると風が出るのでここもシロ。 制御系の問題のようなので空調のスイッチを調べたところここも問題なし。 再びボンネットに戻って配線を追跡したところリレーのハーネスが溶けてしまっているのを発見しました。

ブロワモーターリレー


剥き出しになった端子も錆びていたのでかなり以前からこの状態だったようです。 ついでにボンネット内のリレーを総点検したところ、 クーリングファンのリレーも同様の状態になっていました。
過電流なのかリレーの容量不足なのかは分かりませんが、 リレーはそのままハーネスを交換してブロワモーターは復活しました。




オーバーヒート

盛夏の山道でまさかのオーバーヒート。 ちょうど登りきったところだったので何とか渋滞の元にならずにはすみましたが、 運転中に水温計にも気を配っていれば防げただけにショックでした。

ただいまクールダウン中


路肩には冷却水が流れた跡がいくつか残っていたので、 ここはオーバーヒート多発地帯のようです。





オルタネータ不動

ある日キーをひねるといつもは全て点灯するはずの警告灯がオイル以外は点灯しなくなりました。 『なんでだろう?』と疑問を抱きつつも、 『走っているからまあいいや』といつもの悪い癖でそのまま放置していたところ、 夜間走行時に何だかだんだんライトが暗くなっているような気が…。 『やっぱりおかしい!』と郵便局の駐車場でエンジンを停止したのが運の尽き。 いくらキーをひねってもウンともスンともいわなくなってしまいました。
JAFの救援車から電源をもらってエンジンを始動したところ、 いくら待ってもバッテリーの電圧は上がるどころか下がる一方なので、 どうやらオルタネータがやられたらしいということでディーラー修理となりました。
ちょい乗りや夜間走行が多い上に電装品をいろいろいじっていたのがオルタネータに負担になっていたようです。





燃料洩れ

オルタネータ修理の際に担当者から燃料が洩れていると宣告されました。 PWS ディーゼル車はボンネット内が高温になりやすいためか配管のゴム類がよく痛むらしく、 多走行車では特に燃料ポンプからの燃料洩れがよくあるそうです。
ガソリンと違い軽油は簡単には自然発火しないのでそれほど緊急度は高くないのですが、 直すとなるとかなりの出費になるそうで、とりあえず今回は見送りました。 どうしたもんかなあ。

配管からの燃料洩れ





再びオーバーヒート

前回と違い今度は通常走行時にオーバーヒート。 しかもいくら休ませてやっても走り出すとまたすぐ水温が上がってしまう。 どうやら冷却水が洩れているようなのでディーラー修理。
燃料洩れの余波でリターン側のゴムホースが劣化して切れていたらしく、 交換して復活しました。 ついでに水温センサーもおかしいようなので念のため交換してもらいました。
こりゃあ燃料洩れも早くなんとかしないと…。

水温センサー





オイル洩れ

定期オイル交換の際に今度はオイルが洩れているとの宣告。 見ると確かにヘッドガスケット全周からオイルがにじんでいるではないですか。

オイル洩れ


先延ばしにしていた燃料洩れもあるし、バッテリーもそろそろ交換時期だし、 ディーゼル規制で次回が最後の車検となるこの車にこれ以上の投資をすべきか否か…。





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